古本屋に現れた露出魔(公然わいせつ、迷惑防止条例違反)

公然わいせつ
  • 大阪地方裁判所:第12刑事部2係
  • 罪名:公然わいせつ、迷惑防止条例違反
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痴漢と露出を続けざまに

 2019年4月6日午後6時32分ごろ、大阪市住吉区の無職の男(56)が平野区の中古本販売店にて、女性客A(20)の尻をすれ違いざまに触った。その約5分後、店内で陰茎を露出し、Aさんに見せつけた。この様子は店の防犯カメラに記録されている。
 20年12月9日には東大阪市の中古本販売店でB(未成年)に向かって陰茎を露出した。この際、Bさんが友人へ送ったLINEから犯行時刻は午後5時17分ごろと特定されている。男は21年2月9日に逮捕された。

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カウンセラーの指摘「嫌悪感が弱い」

 男には前科が5犯あり、17年に痴漢で罰金刑を受けてからは、露出することで性欲を満たしていた。カウンセリングを12年~14年の間、週1回受けていたが、急に通院をやめて17年の再犯に及んだ。今回の事件で保釈されてから、同じカウンセラーが男のカウンセリングを担当することになったが、「性犯罪をした自分への嫌悪感が弱い」との指摘を受けている。
 露出した理由は、「家に帰ってもすることがないから」。いつも若い女性を狙っていて、「見つからへんやろ」という甘い考えで歯止めがきかなくなった。

防犯カメラは怖くないのか

 判決は懲役6月の実刑となった。Aさんとは10万円で示談したが、「許したわけではない」と処罰感情が強く、実刑が選択された。

 古本屋であれば防犯カメラは多いだろう。他の場所を選ぶのが普通だと思うが、やはり露出する人の思考は読めない。

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