集団レイプを目論む男らに睡眠導入剤を提供した会社役員(準強制性交等未遂幇助)

強制性交等
  • 大阪地方裁判所:第13刑事部合議係
  • 罪名:準強制性交等未遂幇助

(※本日主犯格3人の初公判が行われ、全員が罪を認めました。記事は以下の通り【2021年1月21日19時追記】)

店主も加担した集団レイプは被害者の誕生日だった(亀山泰誠、喜々津晃、西垣宏眞)(準強制性交等未遂)

「元カノにおしおきしたい」と掲示板に書き込んだ男

 会社員の亀山泰誠(23)はインターネット掲示板に、元交際相手から金を返してもらっていないため、女性の顔写真を載せた上で「元カノをおしおきしたい」「懲らしめたい」「催眠プレイしたい」などと書き込んだ。これに応じたのが場所を提供した居酒屋店長、喜々津晃(50)と介護職員、西垣宏真(34)で、睡眠導入剤のハルシオンを郵送したのが本記事で取り上げる会社役員の男(51)。女性は亀山の誘導で実際に「創作料理ききつ」に来店。掲示板を見た人が通報したため警戒中だった警察官が店に立ち入り、すんでのところで女性は性被害に遭わなかった。ただし、「参加した人はすべて許せない」と当然ながら訴えている。

「おもしろいと思ってしまった」

 共犯者の1人(誰なのかは言及されず)は乱交パーティーを開催していて、被告人は一度参加していて彼と面識があったという。ハルシオンは10年以上前に処方されたもので、薬の譲り渡しが違法とは知らず、「本当に使うとは思っていなかった」が喜々津の家に郵送したと供述した。理由として、アダルトサイトを毎日見ていて感覚がマヒしていたことを挙げた。つまり乱交パーティーの主催者は喜々津なのだろうか。

頼れる内妻

 被告人には20年以上交際している女性がいる。10年前から同居しているといい、保釈金100万円を用意したほか、事件後になんと籍を入れた。
「頼りないなと思って支えていくことにした」彼女は、GPSで被告人を監視している。これは本当に素晴らしいことで、性犯罪の再犯率の高さは、家族から見放されて監督者がいなくなってしまうというのが理由の一つなのだが、ショックではあったものの男と連れ添う決意をした彼女は頼もしい存在だ。

結果

 検察側は犯行に寄与した程度は大きいとして懲役2年6ヶ月を求刑。弁護側は幇助に確固たる意志がなかったとして執行猶予を求めた。
 判決は、懲役2年6ヶ月執行猶予3年であった。
 理由として、睡眠導入剤が混入された酒(ハイボール)を被害女性が実際に飲んでおり、危険性が高く厳しい非難に値するとしたが、被害者が示談金100万円で刑事処分を求めないとしたため、社会内で立ち直る機会を与えると述べられた。
 喜々津の公判が終わり次第、この件については追記したい。また、乱交パーティーが実在することに驚きを隠せなかったことを言い添えておく。

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